「ルーズヴェルト…」も“西高東低”関西で16・9%
2014年04月29日 09:30
芸能
「ルーズヴェルト…」は、中堅のメーカー・青島製作所に中途採用された唐沢演じる社長が、倒産寸前の会社を守るため江口洋介(46)ら演じる社員と“形勢逆転”を目指す姿とともに、コストカットのために廃部が検討される同社の名門野球部の奮闘が描かれる。初回は25分拡大版で放送された。初回平均20・6%だった半沢には及ばなかったものの、MBSでは「上々の滑り出し」と手応え。関西では午後10時15分、社内野球大会を唐沢や同社会長役の山崎努(77)らがスタンドで観戦している場面で瞬間最高視聴率19・4%を記録した。
半沢では全10回の放送中、7回で関西地区の平均視聴率が関東地区を上回ったが、今作でもまずは関西に軍配。池井戸氏原作の「花咲舞…」も、初回は関東地区より1・7ポイント低かったが、23日放送の第2回は関西が0・5ポイント高い15・2%となった。池井戸氏が描く「勧善懲悪」の明快な図式は、関西人の心をがっちりとつかんでいるようだ。
放送開始前、唐沢が語った「気持ちは半沢を超えている」の言葉通り、怪物ドラマに大逆転を決めることができるのか。物語の行方とともに、今後の視聴率にも期待が懸かる。
◆ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤氏が2012年に発表した小説。題名は第32代米大統領ルーズヴェルト氏の「野球で一番面白いスコアは8対7だ」という言葉に由来し、大逆転ゲームの意