「私の男」海外出品続々のワケ「世界のどこでも通用する」
2014年06月29日 14:34
芸能
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サン・セバスチャン国際映画祭は「サバルテギ」部門、釜山映画祭は「アジア映画の窓」部門への出品。二階堂は27日に開幕した「第13回ニューヨーク・アジア映画祭」で「ライジング・スター・アワード」を受賞した。
なぜ世界各国の映画祭から出品オファーが続くのか。
市山氏は「ズバリ、出来がいいからです。ロシア、北米、スペイン、韓国と、世界のどこでも通用する映画なんです。物語に力強さがあるから、ほかの映画と比べて世界の映画人に響いたということでしょう。さらに、最近の日本映画にはない正攻法で物語を丁寧にしっかり描いている」と解説。
熊切監督はデビュー作の「鬼畜大宴会」(1998年)が「第28回イタリア・タオルミナ国際映画祭」グランプリを受賞するなど、国際映画祭の経験も抱負。
市山氏は「特にモスクワ国際映画祭は、近年のコンペティション部門のラインナップを見ても、クオリティー重視であることが分かります。熊切監督作品はこれまでも数々の映画祭に招待されてきましたが『私の男』は今までの作品と違い、スケールの大きい世界観を堂々と描いています。それが世界からの評価につながっていると思います。他作品と比べて頭1つ抜けている印象を持っています」と今回のW受賞の勝因を語っている。