上川隆也が軍人役 パラオ激闘描くもテーマは“生きること”

2014年07月21日 06:45

芸能

上川隆也が軍人役 パラオ激闘描くもテーマは“生きること”
「玉砕はみとめない、命ある限り戦え」で実在した軍人を演じる上川隆也(中央)。左は北乃きい、右は溝端淳平
 俳優の上川隆也(49)が、終戦ドラマで実在した軍人を演じる。史実を基にしたフジテレビのスペシャルドラマ「玉砕はみとめない、命ある限り戦え」で、終戦記念日の8月15日午後9時から放送。上川は、太平洋に浮かぶペリリュー島(現パラオ)での米軍との戦いで指揮を執った、中川州男大佐役。
 「ペリリューの戦い」は、太平洋戦争末期の1944年に起こった。ペリリュー島には日本軍の大きな支援基地があり、歩兵第二連隊の隊長の中川氏は基地を死守すべく、70日以上に及ぶ壮絶な戦いに挑む。兵士を玉砕させまいと中川氏が考えた戦術は、米軍を苦しめていく。

 戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えるとともに、日本とパラオの絆も描いていく。中川氏はパラオを愛し、島民に優しく接した人物。本格的な戦闘が始まる前には、島民を別の島へ疎開させた。日本軍は1万人以上の死者を出したが、パラオの民間人には一人の負傷者も出なかったとされている。

 上川は「今回のドラマは“生きること”がテーマだと思います。中川さんは、厳しい時代の中で軍人としての役目を果たすけれど、部下には“生きるんだ”と言い続けてきた。中川さんの思い、70年前と私たちが生きている今はつながっているんだということをお伝えできればと思います」とコメント。共演は溝端淳平(25)、北乃きい(23)ら。
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