「オリエント急行…」が三谷脚本でドラマ化「バッタもんではありません」

2014年08月19日 16:22

芸能

「オリエント急行…」が三谷脚本でドラマ化「バッタもんではありません」
脚本家の三谷幸喜氏(左)と狂言師・野村萬斎
 アガサ・クリスティーの名作ミステリー「オリエント急行殺人事件」が三谷幸喜氏(53)の脚本により日本で初めてテレビドラマ化されることが19日、明らかになった。フジテレビの開局55周年スペシャルドラマとして15年新春に2夜連続で放送予定。民放ドラマ初主演となる狂言師・野村萬斎(48)が“名探偵・ポアロ”を演じる。
 今回のドラマ化は、長年、同作品に憧れ続けた三谷氏が、英クリスティー社へラブコールし続けた結果、実現したという。設定を昭和初期の日本に移し、舞台となる「オリエント急行」は架空の豪華寝台列車「特急東洋」。“和製ポアロ”として野村演じる名探偵・勝呂武尊(すぐろ・たける)が事件解決に挑んでいく。

 2夜連続で放送され、第1夜は原作を忠実に再現。第2夜は犯人側の視点から描く三谷氏のオリジナル作品になる。

 三谷氏は「あのアガサ・クリスティーの“オリエント急行殺人事件”が日本のテレビドラマになるとは!しかもその脚本を僕が書くとは!」と興奮。「“オリエント急行殺人事件”ファンの方も、初めて見る方も必ず楽しんでいただけるはず。もちろんクリスティー財団の許可ももらっているので、バッタもんではありません」とコメント。主演の野村は「初めての三谷映像作品への出演、分厚い台本に度肝を抜かれましたが、今からわくわくしています」と話している。

 クランクインは9月初旬予定。共演者は後日発表される。
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