坂東三津五郎 舞台降板を謝罪「申し訳ない」治療専念のため
2014年09月27日 11:31
芸能
こまつ座は27日、公式サイトを更新。「代役などでの上演も検討いたしましたが、坂東三津五郎さんの代わりは考えられないという結論に至り、また、公演は中止ではなく、あくまでも延期(時期は未定)とさせていただきます」とした。
今年30周年を迎えた同劇団の最後を飾るはずだった。井上ひさし氏が俳諧師五部作として構想したうちの2作目で、全三十六景からなる一人芝居。1983年の初演は、小沢昭一氏が松尾芭蕉を演じた。2012年、三津五郎が挑み、好評を博した。第54回毎日芸術賞受賞につながった。
▼坂東三津五郎 「芭蕉通夜舟」には愛着があり、どうしてもやりたかった作品ですので、無理をしてでも演じることも考えました。しかし「ほぼ一人芝居」という性質上、もし体調不良となった場合には、今以上のご迷惑をおかけすることになってしまいますので、この度はやむを得ず降板し、治療に専念することにいたしました。しっかりと体をケアし、再び良い舞台をお見せできるよう努力して参りたいと存じます。関係者、並びに上演を楽しみにしておられた皆さまにはご心配、ご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ない気持ちでいっぱいでございますが、何卒ご理解、ご寛容を賜りますようお願い申し上げます。