「神の月」のりえに最優秀女優賞「手ごわい役を乗り越えられた」

2014年10月31日 20:08

芸能

「神の月」のりえに最優秀女優賞「手ごわい役を乗り越えられた」
第27回東京国際映画祭の授賞式で最優秀女優賞に選ばれ、吉田大八監督と抱き合って喜ぶ宮沢りえ
 第27回東京国際映画祭の授賞式が31日、東京・六本木ヒルズで開かれ、米国・フランス合作「神様なんかくそくらえ」(ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ兄弟監督)がコンペティション部門の最高賞「東京グランプリ」と最優秀監督賞を受賞、日本作品「紙の月」に主演した宮沢りえが最優秀女優賞に選ばれた。映画祭は同日、閉幕した。
 「神様―」はニューヨークの路上で薬物に依存し、心も体も傷つけ合いながら空虚な日々を送る若者たちを描いた。

 宮沢は銀行勤めの平凡な既婚女性が、若い男との不倫をきっかけに横領を重ね、窮地に陥る姿を演じた。7年ぶりの映画主演での受賞に、宮沢は「吉田大八監督の粘り強く厳しい、愛のこもった演出で、手ごわい役を乗り越えられました」とスピーチした。

 他の主な受賞者と作品は次の通り。

 審査員特別賞=「ザ・レッスン/授業の代償」(クリスティナ・グロゼバ、ペタル・バルチャノフ監督)▽最優秀男優賞=ロベルト・ビエンツキェビチ(「マイティ・エンジェル」)▽最優秀芸術貢献賞=「草原の実験」(アレクサンドル・コット監督)▽観客賞=「紙の月」

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