「とくダネ!」柏木厚志さん死去 45歳 最後まで現場リポート

2014年11月06日 11:15

芸能

「とくダネ!」柏木厚志さん死去 45歳 最後まで現場リポート
柏木厚志さん
 フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)のリポーターを務め、実演販売師としても知られた柏木厚志(かしわぎ・あつし)さんが3日午前8時、大腸がんのため東京都内の病院で亡くなった。45歳。東京都出身。6日、同番組で発表された。葬儀・告別式は近親者で執り行った。
 柏木さんがリポートした「名前で呼ばれたい妻たち」のVTRが放送された後、午前9時31分、突然の訃報が伝えられた。

 MCの小倉智昭キャスター(67)によると、この日オンエアされた柏木さんの取材は10月20日に行われ「21日に痛みに耐えられなくなって入院をして、それから2週間でアッという間に逝ってしまったんですね」と明かす。昨年の暮れから今年にかけ、1度、大腸がんの手術をしたという。「復帰をして、ようやく元通りに仕事ができるようになって喜んでいた」矢先だった。本人の意思で入院直前まで現場の取材に出ていたという。

 「仕事好きな男でしたからね。高校生と中学生のまだ小さいお子さんがいるんで、本当につらい思いで旅立っていったと思う。彼が亡くなったのが3日の午前8時だったんですよ。『とくダネ!』がスタートする時間に逝ったというのも『とくダネ!』を愛してくれた柏木君らしいなと思っています。頑張ってくれたのに残念なんですが、最後は雨に打たれたり、自分の携帯電話を間違えて落っことしちゃったり、笑いも誘ってくれましたが、最後の最後まで頑張ってくれました」としのんだ。

 柏木さんは大学卒業後、役者を目指し、チェーホフ作品を中心に活動していた劇団「三原塾」に所属。同時に東京・秋葉原で実演販売のアルバイトを始めた。

 1996年、当時あまり実演販売をしていなかった東急ハンズに呼ばれ、大当たり。テレビショッピングなどに実演販売人として数々出演した。ドラマ「孤独のグルメ」のオープニングナレーションでも知られる。

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