人間国宝の上方落語家・桂米朝(89)が始めた正月恒例の落語会「桂米朝一門会」が2日、大阪市内であり、筆頭弟子の桂ざこば(67)が昨年に続いて出演を見合わせた米朝の近況を報告した。
米朝は13年夏に肺炎を患って以降、体調管理のための入院と自宅療養を繰り返しており、現在は入院中。ざこばは昨年12月に2度米朝を見舞ったといい、「1日の大半寝てまして、寝る子は育つと言ったら(米朝が)“育ちすぎや”と」とツッコミを入れられたと説明。長男の桂米団治(56)は「暮れにもうすぐ一門会ですと呼び掛けたら米朝が“餅”と言いましたので、会場に鏡餅を用意しました」と話した。