池上彰氏 阪神淡路大震災語る「“復旧”はしたが“復興”したか」
2015年01月08日 05:30
芸能
この日は、司会を務めるMBSテレビ「阪神淡路大震災20年 生死を分けたドキュメントが語る! 池上彰の生きるための選択」(14日後7・56)の収録に参加。20年ぶりに神戸市東灘区の阪神高速倒壊現場などを訪問する池上氏のVTRも紹介された。当時、カメラで撮影した少年(当時9歳)に再会。「今は結婚して立派なお父さんになっていて感動的でした」と語った。また、「街はすっかり変わり、当時の記憶と合致しないくらい」と驚いたが、人口減少などを理由に「“復旧”はしたが“復興”したかというと難しい。課題はまだある」とした。
同番組では、実際に阪神、東日本など大震災で被災し九死に一生を得た人々の経験を基に、スタジオゲストの高橋英樹(70)、石田純一(60)、間寛平(65)らと災害時に生き抜く教訓や救助のための三種の神器などを紹介する。池上氏は「地震災害は日本に暮らす以上、宿命と思わなければいけない。何が生死を分けるのかは過去の地震から学ぶしかない」と、災害時の知識や物資の備えを訴えていた。