石井光三さん死去、83歳 コント赤信号ら育てる、ラサール涙々
2015年01月14日 05:30
芸能
がんの告知を受けた際も「満足した人生やったので、このまま逝けまへんか」と話すなど、「ひょうきん族」で知られた豪快さは変わらなかったという。闘病中は、同番組で共演したビートたけし(67)や明石家さんま(59)らが病状を気遣って連絡してきたが、「まだ生きとると言うといてくれ!」と、詳細は明かさなかった。
最期まであまり苦しまなかったといい、妻の秀子さん(72)と、久美子さん以外の娘2人にみとられながら息を引き取った。通夜、葬儀は近親者のみで済ませた。喪主は秀子さん。後日、お別れの会を開催する方向で検討している。
石井さんに見いだされたラサールは会見で、「コント赤信号、石井さんがいなかったら今ここにはいない」と目を潤ませた。11日の葬儀には渡辺正行(58)と小宮孝泰(58)も参列し、3人そろって棺を運んだ。「最初に会ったのはストリップ劇場。“君らオモロイなぁ!”と声をかけられて。まさかマネジャーになるとは思わなかった」と懐かしんだ。
最後に会ったのは13年10月、所属タレントが勢ぞろいした石井さんの誕生日会。「(12年1月に)結婚したことを報告したら“えらいことやったな”と言っていただいた。もうちょっと元気でいてくれると思ったんですけど…」と言葉を詰まらせた。
「4人で赤信号や、と言っていて、ギャラも4等分でした。ほかにもいっぱいタレントを手がけたけど、自分のギャラには一切せず、事務所の準備金として蓄えていた」と人柄をしのんだ。「本当に一生懸命やってこられたので、亡くなったというより、やっと休みが来たんだなと思います」と続け、目を潤ませた。