阿部サダヲ主演新ドラマ 企画担当が語る“面倒な4人”みどころは
2015年02月13日 10:38
芸能
この企画を作ろうとした理由について若松氏は「全ての人がストレスの中にあり、誰がいつ心を病んでもおかしくない現代、医療、闘病ものでもなく傷ついた人たちがこのストレス社会の中で、自分の居場所を見つけていくドラマを見てみたいと思ったところからスタートしました」と、生きづらい現代社会を背景とした意図を説明した。
阿部とともに“面倒な存在”の共演陣は家具店オーナー・心を藤木直人(42)、ストーカー女・みやこを水原希子(24)、自分の幸せを把握できていない女・静を山口智子(50)らのキャスティングについて「どんなに明るい人でも完璧な人でも、誰もが心を病んでもおかしくない今だからこそ、あえてポジティブで明るいイメージをもった方々に演じてもらった方が、リアリティーと深みをもって本質的な部分を表現できるのではないかと思った」とし、さらに「会話劇の得意な岡田惠和さんの脚本なので、特に芝居巧者の方々に演じてほしいと思い、願ったとおりのベストな方々にそろっていただいた」と手応えを感じている。
主要な役柄の4人については「明るさと誠実さでは右に出る人はいないと思う阿部さんだからこそ、ナイーブで屈折したキャラクターを。そして、前向きで元気なイメージの水原さんには繊細で危うい破天荒な女性のキャラクターを。完璧なイメージの藤木さんは、逆説的にその天然さに悩む複雑な大人を。そして、サバけた大人の代表と言っても過言ではない山口さんは、こじれた人生をどう生きようかと悩むさらに複雑な大人を、演じていただければ」とイメージを語った。
4月スタートを控えて若松氏はみどころについて「何と言ってもこの4人の軽妙な掛け合い。そして、そこから生まれる人の優しさや、生きる楽しさみたいなものを感じとっていただければ。誰しもが共感できるドラマになると思います」と期待を懸けている。