「シーナ&ロケッツ」のシーナさん死去 昨年11月椅子に座りラストステージ
2015年02月15日 05:30
芸能
5日後の同26日に入院したが、翌12月に脊髄に転移が発覚。除去手術を受けるなどしたが、この日、息を引き取った。家族に手を握られ、病室にはシナロケの音楽が流れていたという。おしどり夫婦で知られるバンドメンバーの鮎川は大きなショックを受けており、「かなり動揺している」(関係者)という。
シーナさんは鮎川らと「鮎川誠&シーナ・ロケット」を結成し、78年にシングル「涙のハイウェイ」でデビュー。「ユー・メイ・ドリーム」「レモンティー」など多くのヒット曲を出し、ブレークした。バンド名は「シーナ&ザ・ロケッツ」などを経て、13年に現在のものに変えた。
ボーカリストとしてだけではなく、ファッションモデルなどでも活躍した。プライベートでは鮎川との間に双子の長女と次女、その後に三女ももうけている。
◆シーナ 本名・鮎川悦子(あゆかわ・えつこ)。1953年(昭28)11月23日、福岡県生まれ。71年、高校3年の時に鮎川と出会い、交際開始。約4年後に結婚。その後に「鮎川誠&シーナ・ロケット」を結成。「シーナ」の芸名は鮎川の祖母、シナさんなどに由来。ポリープが声帯全体に広がり腫れ上がる大病を患い、09年に公演直後に呼吸困難となり、窒息死寸前になったと著書で明かした。