巳之助 三津五郎さん最期看取る「父が待っていてくれたのかな」
2015年02月23日 13:20
芸能
最後の会話は具体的には覚えてないというが、「普段と変わらない父の姿のままでした。一番最後の会話は何のへんてつもない、親子の会話でしたね」。三津五郎さんの病状は年が明けてから悪くなったといい、「(医師からの)余命という話はなかったが、病状は(本人も)把握している状態でした。年が明けて、(1月23日の)59歳の誕生日を迎えて、数日でバタバタと体調が悪くなって入院した。何となく本人は覚悟を決めている雰囲気ではあった」という。周囲にも病との闘いを見せないようにしていたといい、「そういうプライドがある、強い人だった。常に役者でいた人。悟っているのかなとは思っていたが、新春浅草歌舞伎でもいつもと変わらない稽古をつけてくれた。(病気との闘いも)僕には見せずに、父として接してくれていた」と話した。歌舞伎座にはテレビカメラ15台、約100人の報道陣が詰めかけた。