森友嵐士、東北芸術工科大卒業式で「サヨナラは歩き出す」エール唱
2015年03月22日 05:30
芸能
式の終盤、在校生のコーラス中。体育館の後方に森友が現れると「マジか…!」とざわめきが。♪出会えたのは 偶然じゃない――という冒頭の歌詞に、卒業生らは目を閉じて聞き入った。
この歌詞が生まれたのは、同校の学生が企画した昨年のライブイベント「月山青春音楽祭」に参加した体験からだった。親交ある放送作家で同校教授の小山薫堂氏(50)の誘いを受け、約1年間、学生スタッフと交流。数々のトラブルに見舞われながら、学生たちは手を取り合い解決し、イベントを成功に導いた。音楽祭のファイナルで喜びと感動に涙する学生の姿に「一人一人からあふれる1年分の思いに感動した」。自分も若かりし時に感じた喜びを詰め込み「サヨナラ…」の歌詞を書き上げた。
在学中に音楽祭に携わり、4月から山形県米沢市で冠婚葬祭業に就く企画構想学科の若月あみさん(22)は「みんな離ればなれになるけど、またつながれるんじゃないかと胸が熱くなった」と感激の面持ち。自身も発声障害などを乗り越えてきた森友は「10代の一番多感だった頃を思い出した。人生、思い通りにいかないこともあるが、自分の運命をポジティブに受け止めて、その先へ進んでほしい」と、卒業生にエールを送った。