鈴木亮平 役作りで20キロ減量「自分の半年を捨ててもいい」
2015年04月13日 06:00
芸能
![鈴木亮平 役作りで20キロ減量「自分の半年を捨ててもいい」](/entertainment/news/2016/05/11/jpeg/G20150413010158180_view.jpg)
ドラマは大正~昭和の史実に基づき、日本一のコックを夢見て上京した青年・秋山篤蔵(佐藤健)の成長を描く。篤蔵は妻・俊子(黒木華)や師匠・宇佐美(小林薫)らに支えられ、華族の親睦の場だった華族会館、パリの超一流ホテルなどで修業。26歳の若さで皇室の料理番を任される。
鈴木が演じるのは主人公の兄・周太郎。東京の大学に進学し、弁護士になる夢を持つ。しかし、病に冒され、断念。その思いを弟に託す。
クランクインの2カ月前(昨年10月)から8キロ、撮影(昨年12月~今年4月)の合間に12キロ落とした。「周太郎の生き方、変化を徐々に見せていかなければいけない」と思い、減量を決意。「それぐらいやらないと、演じ切れない役なので。だんだんとヤセ細っていく役なので、撮影に合わせてヤセていった感じですね」と振り返った。
脚本はTBS「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN―仁―」「とんび」、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」などの森下佳子氏(44)。「森下さんの脚本は、篤蔵に対するみんなの愛がストレートに出ていて、ものすごく上手に描かれています。撮影も丁寧で、最近、こんなドラマはないなと思いましたね。この作品で仕事をやらせていただけるなら、僕もそれだけの覚悟を決めなくてはいけないって思ったんです」とダイエットに挑んだ理由を打ち明けた。
減量の苦労については「これまでに筋肉を付けることはできましたけど、周太郎を演じる上で減量をすることができるか不安でした。空腹なんてものは耐えることができますけど、そこからくるメンタルを耐えることが大変ですね。俗世間とのつながりを絶たないといけなくて、毎日が自分との闘いなんですよ」と語った。
撮影が終わった時に食べたいものを聞かれると「食パンと白飯。減量のおかげで、シンプルな味のおいしさを知りましたよ」と笑った。「篤蔵と周太郎のすべてのシーンに愛があるんです。“篤蔵”と“励めよ”という2つの言葉が多くセリフに出てきます。そこに弟への全身全霊の愛を込めています」と見どころをアピールしている。