たけし監督にジジイ役者言いたい放題 藤竜也「ボーナス出るかも」
2015年04月26日 05:30
芸能
中尾彬(72)は撮影現場を振り返り「昔話や年金、病気の話ばっかりで芝居の話なんてしなかった」と明かし、高齢ネタに花を咲かせた様子。近藤正臣(73)は「ジジイばっかりで映画を作ろうなんてうれしかった」と感謝した。
普段の舞台あいさつでは“たけし節”をさく裂させる北野監督だが、パワフルなジジイたちに気おされた様子。中尾から「“スタート”も“OK”も言わない」と不満を言われ、「皆さんベテランなので、演技をつける必要がない」と苦笑い。「もしコメディアンでこの映画を撮ったら、かなり失敗作品になったと思う。日本の役者はやっぱりうまい。普段お笑いをやったことがない人たちが、これだけ笑わせるのは凄い」と称えた。
最近の監督作「アウトレイジ」シリーズはR15+だったが、今回はR指定がなく、関係者は「子供でも見られるエンターテインメントのヤクザ映画。幅広い世代から好評を得ている」と手応え十分。舞台あいさつした上映回も580席が満席で、藤は「全国で満席が続けば俳優にボーナスが出るかも」とちゃめっ気たっぷりに好スタートを喜んだ。