瀬戸内寂聴さん 法話を本格的再開、一時「うつ状態」乗り越え
2015年05月18日 08:17
芸能
療養中は寝たきり生活のため、気持ちが落ち込んだ。ペンも握れないほど体調が悪化し、懸命のリハビリが続く毎日で、一時は「うつ状態になっていた」とも。しかし「できるだけ楽しかったことだけを考えて、一生懸命うつにならないようにした」などと振り返った。
法話だけでなく、参加者からの質問にも応じた。東京都の女性が、がんで夫を亡くしたことを涙ながらに語ると、体を抱き寄せて「泣き疲れるまで泣きなさい。時が解決してくれます」と語り掛けた。今後の法話は従来通り、原則月に1回のペースで開催していく。
また、執筆活動も再開。骨折する前に完成させた小説「死に支度」を昨年10月に刊行したが、それに次ぐ短編小説をすでに書き上げているという。