「たま駅長」急性心不全で死ぬ 人間なら約80歳
2015年06月24日 19:01
芸能
和歌山電鉄は28日午後0時半から貴志駅で社葬を執り行う。葬儀委員長は小嶋社長。
駅前の商店で飼われていたたまは、2007年1月に駅長に任命された。愛くるしさと物珍しさで観光客を招き、赤字のローカル線は一躍人気スポットに。写真集などグッズの売り上げでも貢献し、13年1月に同社の社長代理に昇進した。
貴志川線は06年、乗客減により南海電鉄が運営から撤退。廃線も危ぶまれる中、新設の和歌山電鉄が引き継いだ。たま人気の貢献もあり、05年度に約192万人だった乗客数は、14年度には約227万人まで伸びた。
和歌山県の仁坂吉伸知事は「観光のスーパースターとして国内外から絶大な人気を誇り、本県の観光振興に大いに貢献した。深い悲しみと感謝の気持ちでいっぱいだ」とのコメントを出した。