じゃんけん効果!?「めざましテレビ」好調の理由
2015年07月01日 12:03
芸能
![じゃんけん効果!?「めざましテレビ」好調の理由](/entertainment/news/2015/07/01/jpeg/G20150701010646060_view.jpg)
「めざましテレビ」は、昨年10月改編時に三宅正治アナ、生野陽子アナ、加藤綾子アナの3人体制から、三宅アナ、加藤アナの2人体制へ変更したが、4月改編で司会者の大きな変更はなし。増えたのは意外にも「めざましじゃんけん」だった。
「めざましじゃんけん」は番組内の決まった時間に設けられている、データ放送と連動した視聴者参加型のミニコーナー。じゃんけんの勝敗によってポイントが獲得でき、ポイントがたまるとプレゼントに応募できるというもの。テレビとじゃんけんをする、ただそれだけのコーナーだが、番組内では「めざましじゃんけん」の開始時間を随時アナウンスすることで期待をあおり、コーナーが始まると自動的にテレビ画面にじゃんけんボタンが登場し、ついつい参加してしまう設計になっている。このコーナーが4月改編で3回から4回へ増加したことが、勢いを加速させた理由だった。
テレビウォッチャーの番組感想を分析すると、「めざましじゃんけん」増加以前、今年3月の番組20回放送分(3月2日~27日)と、直近20回放送分(5月22日~6月19日)で視聴者が「めざましじゃんけん」を言及した数をみてみると、じゃんけん増加前は126件だが、増加後は200件と、増加率約57%。「じゃんけん」に関心を持っている表れであると言える。
もちろん「めざましテレビ」の視聴数が伸びた要因には、他のコーナーリニューアルも関係しているだろう。しかし「めざましじゃんけん」に一喜一憂する視聴者が増えたことも事実。ちょっとした変化に視聴者は敏感に反応しているようだ。
以前の朝番組と比較すると、どの番組もニュースだけにこだわらない様々な工夫で視聴者を楽しませようとしている。今後も朝から元気をもらえる工夫に注目だ。