キム・ヨンジャ 新曲Wリリース 日韓行き来し友好の架け橋に

2015年07月22日 05:30

芸能

キム・ヨンジャ 新曲Wリリース 日韓行き来し友好の架け橋に
8月5日にニューシングル2曲を同時リリースする歌手のキム・ヨンジャ
 歌手のキム・ヨンジャ(56)が「こころ花」と「情恋歌(じょうれんか)」のニューシングル2曲を8月5日に日本クラウンから同時リリースする。
 ジャンルが違う2曲を巧みに歌い分けた。演歌の「こころ花」は「マイナー調で短い詩なので、間を大事にした」という。代表曲「酒ごころ」「雨の港町」を手がけた久仁京介氏(作詞)、徳久広司氏(作曲)の名コンビが今回も担当。徳久氏のメロディーに愛着があり、すんなり曲が入ってきたが「歌えば歌うほど難しい」と笑った。バラードの「情恋歌」は大人の男女の恋模様を表現。「最初は語りっぽく、サビは激しい歌詞なので熱くドラマチックに歌った」と振り返った。

 現在、7対3の割合で出身地・韓国で活動。限られた時間の中でのレコーディングはとてもハードで「韓国でデモテープを渡されて、日本に来たらすぐ音入れ」と苦笑い。だが、完成した作品は「よくできていた」と満足感をにじませた。

 母国で再始動し6年目になるが、当初は芸能界の仕組みや観客のノリなど、違いも多く大変だった。きらびやかなドレス姿が印象的だが、野外ステージが多い韓国ではパンツルック。「酒ごころ」のカップリング「悲しい願い」はロック調の演歌にアレンジして歌っており、観客も総立ちで盛り上がってくれるという。「日本では3分間のドラマをお客様に届ける気持ち。韓国は一緒になって楽しむ」。どちらの雰囲気も好きで、うまく気持ちを切り替えて楽しんでいる。両国を行き来する生活にも「今は飛行機ですぐだから」とケロリと話す。

 ファンに向け「日本に長くいられず申し訳ないが、心は日本にある。呼ばれればいつでも飛んできます!」と力強くメッセージ。これからもヨンジャが日韓友好の懸け橋となる。

 なお、7月28日には「NHK歌謡コンサート」(NHK総合)、8月9日には「NHKのど自慢」(NHK総合)にそれぞれ出演を予定している。
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