大野智 24日から個展、生みの苦しみ告白「描けない時期もあった」
2015年07月23日 16:00
芸能
この7年で作品自体も変化。「前回はちっちゃいのばっかりだったけど、今回はデカイのばっかり」と笑った大野。「だいぶ違いますよね、7年でだいぶいろんなことがあったので、それも絵に出ているのかも。7年前は何も考えてなかったけど、7年たってすごいいろんなことを考えた。絵のタッチも技法も新しくなったり。7年間の表じゃなく、裏の僕のすべてが絵で表されていると思う」と自信を見せた。
作品の中には大野が主演した「怪物くん」をモチーフにした「モンスター」という作品もある。撮影で使われていたつけ耳をあしらったもので、「映画の撮影をしていて、描きたくなって…。撮影が終わって、家に帰ってやってというのを2カ月ぐらいしてました。使い捨てだったので、できてから耳はつけました。顔は違うけど、身体は僕ですね。自分の顔を書くのは恥ずかしいから」と照れ笑いを浮かべた。
東京に先立って開催中の中国・上海の個展も大盛況。前回の個展で出展されたものを中心に展示しているが、「初海外でもあるし、すごいいろんな反応をいただいて、うれしかったですね」。今回の個展も海外展開が期待されるところだが「そんな絵じゃない」と謙遜しつつも「そうやって広がっていったら面白いとは思うけど、そんな欲は言いません」。次回の個展についても「何も考えてないです。前回もそうだったけど、次回のことは考えられない」としながらも「描いたものがたまれば、またいつか。7年後だったら僕40(歳)超えてますからね。味も出て、また違う絵になっているかも」と前向きだった。
写真作品8点、フィギュアなど立体作品13点、映像作品1点、初挑戦した油絵など絵画6点、ミクストメディア5点で、08年以降に制作された新作合計33点が展示される。東京は8月23日まで。