ディーン・フジオカ海外配給映画に忍者役で主演 国内公開へ調整
2015年07月24日 07:25
芸能
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その鍵となるのは海外でのヒット。箔(はく)が付けば付くほど、国内公開のスクリーン数を拡大する。しかし、反響次第では、国内公開ゼロとなる可能性もある。松竹によれば、カナダで開催中の「ファンタジア国際映画祭」で来月2日に初上映。さらに、数カ国への配給が決定済みで、別の映画祭からの打診もあり、担当者は「このまま進めば公開できる」と自信を見せている。
「太秦ライムライト」の落合賢監督がメガホンを取り、脚本は「超高速!参勤交代」の土橋章宏氏のオリジナルだ。一方、米国人カメラマンやベルギー人作曲家を起用。過去に例のない国内外の力を結集した“ハイブリッド時代劇”となった。
撮影は13年末に京都で行われた。ディーンはアジア圏での高い人気から起用されたが、当時は日本では無名。ただ、昨年から母国での活動も軌道に乗り、放送中のフジ「探偵の探偵」で連ドラデビュー。来期のNHK連続テレビ小説「あさが来た」の出演も決まるなど、甘いマスクのイケメンはブレーク間近だ。「若い頃から各国を旅してきた私にとって、作品の一部となって世界を旅できることは本当に光栄。日本の皆さまにも新しい忍者像を楽しんでいただけたら」と話している。
◆ディーン・フジオカ1980年(昭55)8月19日、福島県生まれの34歳。米シアトルの大学を卒業後、香港でモデルの道に進む。06年からは台湾でドラマ、映画に立て続けに出演。昨年、ドラマ「荒野のピンカートン探偵社」で全米デビュー。音楽活動も行い、こちらの拠点はインドネシア。1メートル80、血液型A。