夢のよう…市川由紀乃「命咲かせて」演歌カラオケ13週連続1位
2015年09月05日 10:30
芸能
命をかけて愛を成就させようとする女性の姿を歌った恋歌。静かなメロディーラインながら、♪きっと咲きます 燃えて咲きます この命――というサビのフレーズをしっかりと歌い上げる。多くのファンが「歌っていて気持ちいい」とマイクを握る。
演歌・歌謡情報誌「歌の手帖」の村田弘司編集長は「曲の構成が分かりやすくて歌いやすい。サビのフレーズが1番から3番まで全く同じ言葉で、決めゼリフのように耳に残るので、聴いた人が歌いたくなるような大衆的な曲。上級者でなくとも、演歌に挑戦してみたくなる要素がある」と説明した。
市川は「正直、夢のような結果です」と謙虚に受け止めている。CD売り上げも6万枚を突破し、代表曲になってきた。デビューから22年の苦労人。「私は咲くんだ、咲かせるんだ、という気持ちで歌っている。長く咲いていられる歌手でありたい」。まさに今、花開く時を迎えている。
◆市川 由紀乃(いちかわ・ゆきの)本名松村真利。1976年(昭51)1月8日、埼玉県生まれの39歳。93年に「おんなの祭り」でデビュー。昨年の第56回日本レコード大賞で、日本作曲家協会選奨を受賞。作曲家の故市川昭介さんの弟子で、名前も師匠からもらった。1メートル70、血液型A。