濱田岳“平成のハマちゃん”ハマリ役の声も「緊張で手が震えた」
2015年09月13日 11:30
芸能
釣りバカは、西田敏行(67)と故三國連太郎さん(13年死去、享年90)のコンビで88~09年に22作が公開された人気シリーズ。今回、映画を手掛けた松竹も制作に加わり、映画では釣り好きの中年サラリーマンだった主人公・浜崎伝助の新入社員時代を描く。
子供の頃から父親と釣りバカを見ていたファン。濱田は本名で、中高時代のラグビー部仲間からは「ハマちゃん」と呼ばれ、なじみのあるニックネームでもある。朝原監督からは「みんなで選んだハマちゃんだから思い切りやって」と励まされ、「その言葉をいただいて腹が決まったし、作品が発表されてこんなに“おめでとう”と言われたことはない。それを前向きな力に変えてチャレンジしたい」と表情を引き締めた。
映画でハマちゃんを演じた西田が、盟友のスーさん役に“転身”することも話題。「現場で西田さんが積極的に“ハマちゃん”て呼んでくれるんです。一ファンとして感動するし、自分の代表作を若手に気持ち良く譲れるかと思うと、僕の器の小ささではもっと考えちゃう。これを託してくれた西田さんの男気も裏切りたくないと思います」と話した。
先日、西田に誘われて2人だけで飲みに行き、映画撮影時の話などを聞いた。「釣りバカで西田さんとバディを組めるなんて、こんな幸せなことはない。せっかくだから三國さんとのコンビとは違う新しい2人にしたい。撮影が終わる頃には“ねえ、スーさん”て呼べるようになりたいです」と期待を口にした。
釣りとは縁がある。「父が内房の漁師をやっていた時期があって、子供の頃は海釣りにも連れていってもらいました。当たった時の感触や釣って食べる醍醐味(だいごみ)は分かるし、漁船での撮影が楽しみです」と笑顔。「僕ら新メンバーが映画の魅力的な要素をドラマに持ち込めれば、映画のように続けることは不可能ではないと思う」と“2代目”もシリーズ化を目指す。