止まらない森高千里 家族の理解得て精力的ライブ活動
2015年12月04日 08:05
芸能
森高といえば、やっぱりライブ。最新公演の模様が2カ月連続で放送される。10月9日の赤坂BLITZ公演「The Dance Moritaka Nights」を今月20日午後8時半から、10月27日のZepp DiverCity公演「The Plain Moritaka Nights」を来年1月10日午後9時半から。いずれも放送枠は1時間半。
この都内2会場でのライブ(計4公演)は、まったく違うコンセプトで開催された。「The Dance…」ではオリジナル曲を新しいダンスチューンにアレンジ。例えば「私がオバさんになっても」はスローバージョンで、しかもクールに歌っていた。1階席はイスを置かないオールスタンディング。新機軸としてクラブのような空間を演出した。
一方の「The Plain…」では、「この街」「テリヤキ・バーガー」など定番曲をストレートに、たっぷり披露。「雨(ロック・ヴァージョン)」「ギター」などバンドサウンド色の濃い選曲で、ライブハウス感を強調。こちらは従来どおり全席指定。盛り上がりたい人は立つシステムで、もちろん2階席まで終始総立ちだった。
森高によると、前者が「一度やってみたいと思っていたダンス・ビートを中心にしたセットリスト」、後者は「幅広いジャンルの曲から今だから歌いたいと思う曲で構成したセットリスト」。両公演に足を運ぶと、今まで観たことがない“NEW森高”と、待ってましたとばかりの“THE森高”が合わせ鏡のようになるシリーズだったといえる。
同チャンネルは、「The Dance…」への布石となった昨年秋の初ライブハウスツアー「Autumn Tour 2014~LOVE~」の模様も6日午後7時から1時間半にわたって放送する。
さらに、森高のステージは続き、4日からは丸の内のCOTTON CLUBで特別公演が開幕。「自分のルーツとなった曲もカバーするからね」というから注目だ。
ここまでライブと向き合うのは本当に久しぶり。子育てが一段落し、家族からも理解を得ていることが大きいのだろう。10月の公演ではミニスカート姿の女性客に「私より目立たないようにしてくださいね!」とジョーク交じりに話しかけていた。ファンも息つく暇がないくらい、楽しみが続く。 (記者コラム)