唐沢寿明 観客の質問に思わず「どこかの記者の方じゃないですよね?」
2015年12月22日 17:24
芸能
ポーランドロケを振り返り、「エキストラのユダヤの方は日本人を見つけると、必ずお礼を言うんです。それに、驚きました」と杉原さんの功績の大きさを実感した。イベントでは、観客からの質問に答えるティーチインを開催。役どころで共感した点を聞かれた唐沢は「彼のような決断はできないです、おそらく」と前置きをしつつ、「セリフの中では、杉原さんは中心ではあるけど、彼を見て、彼の周りの人が変わっていくんです。その部分が好きだなと。決断をする前にどんなことになっても付いてきてくれるかと、奥さんに言うセリフは印象的ですよね。なかなかそこまでの気持ちを一緒に持ってくれる人が隣にいないと(大きな)決断もできないですから」としみじみ。
この言葉に観客から「もしかしたら山口智子さんもそういうこと言うんじゃないかなと思って」とぶつけられ、「どこかの記者の方じゃないですよね?」と突っ込みつつも「そこまでの深い決断は僕らの間にはないですけどね」と照れ笑いを浮かべた。
本編では、ほとんど英語でのセリフに挑戦していることから、質問は海外作品出演への思いについても及んだ。「今のところ、どこからもオファーがありません。オファー来たら?それはギャラにもよるでしょうね」と“唐沢節”で笑わせつつ、「何語でしゃべろうと、こいつダメだなと思われたら、何語でしゃべってもダメ。そういう緊張感はあったなと思う。海外の仕事があってもいいとは思う。近いからまずはアジアの人とやってみたいかな」とまんざらでもない様子だった。