古舘氏降板 “古賀の乱”経て政治的圧力疑う声も「風当たり強く…」
2015年12月25日 08:20
芸能
服部孝章・立大名誉教授(メディア法)は「なぜ今なのか?古賀氏の騒動から続き、やはり政治的圧力があったのかと、視聴者には見える」と語った。11月にはTBSの「NEWS23」アンカーの岸井成格氏(71)の安全保障関連法案をめぐる発言について、全国紙2紙に意見広告が掲載された。服部氏は「安倍政権に批判的な番組、ジャーナリズム性の強いメディアへの風当たりが強くなってきている。一方で、テレビ局側は殴られっぱなしの状態」と指摘。古舘氏の降板は「ジャーナリズムの一つの灯が消えた、のではなく、消された。経営者と権力によって」と危惧した。
民放関係者も「テレビ朝日側が風を感じて、それが古舘さんにプレッシャーになった部分があるかもしれない」と話す。
ジャーナリストの田原総一朗氏は「政治的圧力はない」とした上で「古舘氏はとてもうまくやっていた。いくつものニュースをさばき、切り返しも見事。ただ、毎日エネルギーを120%使わないといけないし、ご本人はちょっと大変だったのではないか」といたわった。