【月9いつ恋】坂元裕二氏 珠玉のセリフ!関西弁の有村架純がキュート
2016年01月18日 08:00
芸能
メーンキャストは有村、高良のほか、高畑充希(24)「AAA」西島隆弘(29)森川葵(20)坂口健太郎(24)の6人。クリーニング店に勤める杉原音(おと)(有村)と運送会社に勤める曽田練(高良)を中心に、東京という街にのみ込まれそうになりながらも必死に生きる6人の若者たちをリアルに描く。
2009年、秋。ある日、練は悪友の中條晴太(坂口健太郎)が旅先の北海道で拾ったというカバンの中から、クリーニング店のポイントカードと古ぼけた手紙を見つける。クリーニング店の住所は北海道苫小牧市。練は「音へ」と書かれたその手紙を読み、これは絶対に持ち主に返さなければならないと、会社のトラックを飛ばして東京から北海道へと向かう…。
練は何ゆえ、わざわざ北海道まで出向くのか。その答えは音と練のバックボーンにある。きめ細かい設定により、登場人物の行動は説得力を持つ。
坂元氏の珠玉のセリフが早くも随所に。練は物語のカギとなる手紙のことを、ある“家具”に例える。音は高校時代の恋愛を思い出し「不思議だよね。好きな人って、いて見るんじゃなくて…○○○」と言う。小道具の飴もいい。
幼くして母を亡くした音は関西地方の生まれ。北海道に住む親戚の林田雅彦(柄本明)知恵(大谷直子)夫妻に引き取られた。有村自身も兵庫県伊丹市出身。ほんわかとした関西弁が何ともかわいい。高良は主演映画「横道世之介」(2013年)を見るかのような「いい人」を好演。2人の恋の行方を見守りたい。
演出は並木道子氏、石井祐介氏、高野舞氏。第1話を担当した並木氏はフジテレビ「最高の離婚」「問題のあるレストラン」で坂元氏とタッグを組んでいる。