七之助 深津絵里らの“女性美”賞賛に大照れ「公開処刑みたい」
2016年01月27日 16:15
芸能
深津は「近松の愛の渦というか、すごくドロドロとしたところに身をおいて、ボロボロになれるのかなと思っていたら、私は現代のいまを生きる女性でオリジナルのキャラクターだった」と予想とは違う配役に戸惑ったことを明かしつつ、「とてもユニークな作品になるのではないかなと。デビット版“チカマツ”をよりよい作品にできたら」と意気込んだ。
七之助との初共演には「信じられないような気持ち。七之助さんは軽やかな方で美しい。ものを作る姿勢が素晴らしくて、一緒にお芝居を一から作っていける喜びを稽古場で感じています」と絶賛。同じ舞台で女性を演じることには「(美しさは)すでに負けているので。そこは足掻かずに、美しさを取り入れたい」と話した。
現代劇でのストレートプレイの舞台はほとんど経験がないという七之助は「手法は違えど、根っこは歌舞伎もストレートプレイも同じだと思っているので、そこら辺は構えずできる」としながらも「男が来たらどうしようと意味不明なことも思いました。男なんですけど、長年女形やっていますので、どうしようと不安でした」と女役ならではの悩みを告白し、笑わせた。
そんな七之助と男性を取り合う役どころになる伊藤は「そこ(美しさ)を比べられてしまうと、降参です」とすでに白旗。「美しさでは敵わない。愛の深さで競い合いたい」と続けると、七之助もたまらず「公開処刑みたいなのやめてもらえますか?」と照れ笑い。「心の中ですっごく小さくなっています。でも、外見だけじゃないですからね」とただただ苦笑いするしかなかった。