コメットさんから40年…大場久美子「勇気」与えた50代の水着姿
2016年01月31日 12:08
芸能
「男性の皆さんと同じぐらい女性の方たちが見てくださるんですよ。若い時だったら美しさやセクシーさなんでしょうけど、今は元気とか健康がテーマかな。歌や演技と同じで皆さんに喜んでもらえればそれでいいんです」
人はつらかった経験が多いほど優しくなれるもの。東日本大震災で飼い主からはぐれたり、行き場を失った犬たちを保護するアニマルレスキューの支援も行っている。いつのまにか人生も後半戦。今までたくさんの人たちに支えてもらった分、これからは世の中に恩返ししようと考えている。昨年暮れには父親とも死別し、その思いはさらに強くなった。
「私、何もすることがないと、かえってダメになっちゃうタイプなんです。自分はこの世で必要とされていないのかなんて思っちゃう。私を求めてくれる人がいる、誰かの役に立っているんだと思うと頑張れる、力が湧いてくるんですよ」
カメラマンのリクエストに懸命に応える彼女。その姿を見ていたら、なぜか甘酸っぱい思いがよみがえってきた。忘れていたセピア色の写真を偶然見つけた時のように。
◆大場 久美子(おおば・くみこ)1960年(昭35)1月6日生まれ。埼玉県出身。75年、オーディション番組に出演したことがきっかけで、芸能プロにスカウトされ芸能活動を開始。77年、「あこがれ」で歌手デビュー。翌年、ドラマ「コメットさん」に主演。一躍、トップアイドルの仲間入りを果たした。