水木しげるさん遺影も自然体 妻・布枝さん「奇をてらわず…」
2016年01月31日 09:30
芸能
祭壇は発起人である作家の京極夏彦氏(52)がデザイン。水木さんの短編漫画「丸い輪の世界」をイメージしたもので、笑顔の水木さんが鬼太郎、悪魔くんなどのキャラクターたちに囲まれている。その周りには、水木さんが大好きだったという故郷の鳥取県境港にある実家から見える風景、水木さんにとっては地上の楽園であった戦地ラバウルのジャングルに咲く南国の花を配置。菊、ユリ、ストレチア、ダリアなど3000本を超える花が添えられた。
京極氏は「手前はご幼少期を過ごされた境港市の大海原を、両サイドは愛してやまなかった南方のジャングルをイメージした。中央の輪は『丸い輪の世界』で、丸い輪の向こう側にはこの世の向こう側の世界があって、輪が開いている間は行き来ができるんです。先生はとりあえず、そちら側にいますけど、輪が開いているうちは先生に会えるんです。鬼太郎とかのキャラクターたちを笑いながら見ているので、そちら側に皆さんに話しかけてほしい」と話した。祭壇の横には妖怪ポストも設置され、水木さんらしい空間が作られた。