昨年3月に89歳で亡くなった落語家の3代目桂米朝さんの追善芝居「地獄八景亡者戯」が6日、大阪ミナミの「大阪松竹座」で初日を迎えた。開演に先立ち、約100人のファンを前に出演の桂ざこば(68)、三林京子(64)、ISSA(37)、三倉茉奈(29)らがあいさつ。鏡開きした。
米朝一門の弟子であるざこばは「師匠が亡くなって来月でちょうど1年。観て、帰って1人に宣伝して。その1人が1人、2人に…。ネズミ講みたいに増えて、今月だけでは終わらんようになれば」と決意表明で爆笑をゲット。三林は「桂すずめという名前で米朝師匠のところに入門させていただいた。すずめで芝居をするわけにいかず、三林京子で出演させて頂いてます。今回は何か寂しいものがあるんですが、楽しく、若々しくやらせてもらってます」と話した。ISSAは「朝もはよからご苦労さんです。自分でメイクするのがこんなに大変だとは思いませんでした」と大阪弁で笑いを誘った。