契約終了の田村ゆかり 歌手活動は継続「自分らしくあるための答え」
2016年02月13日 12:00
芸能
キングレコードとの契約は終了するが「歌を歌うことをやめるわけではありません」と決意。「逃げたくなる時も、目を背けたくなってしまうこともありました。CDが全然売れなくて、もう次は出せないかもしれない。そんな時に、当時のメーカーの方に『この子のCDをもっと出さないと!絶対伸びるから!』と後押ししてくださったのも(プロデューサーの)三嶋さんでした。今まで大切に育ててくださったキングレコードさんには本当に感謝しています」と謝辞を記した。
「今回、私のわがままで、契約終了という形になってしまいましたが、三嶋さんはそっと背中を押してくださいました。言いたいことはたくさんあったでしょう。だけど、恩知らずの私に何も言わず『分かった』と言ってくれました。だんだん顔を合わせる機会が少なくなり、意思の疎通がうまく行かず、意見が食い違うことも増えていました。それでも、多くを語らず背中を押してくれました。お嫁に行く娘にするように。話し合いの時に、意地を張っていた私は、三嶋さんにきちんと伝えられなかった言葉があります。そして、三嶋さんと最後に会った時の顔が悲しい顔だったのが心残りです」
「たくさんの私の大切な歌たち。歌い続けて、もっと人間的に成長して必ず恩返ししたいです。40という人生の節目の無謀な決断を許してくれて、ありがとうございます。正直、不安だらけです。自分に何ができるのか、まだ必要とされているのか。『みんながいないと生きてる価値がない』。嘘ではありません。本当の気持ちです。あの時、伝えられなかった『ありがとう』の花束を、いつか届けさせてもらえるように見守っていてください」と、さらなる飛躍を誓った。