中島貞夫監督 松方弘樹にエール「絶対に治って」
2016年03月11日 11:58
芸能
松方は先月13日に「体調が悪い」と訴え、都内の病院で診察を受けるも原因が分からず、18日に転院し精密検査を受け、そのまま入院。今月2日に所属事務所が病名を発表した。中島監督は発病後の松方とは話しておらず、「心配です」と吐露。「東京―ソウル―バンコック 実録麻薬地帯」(73年)「日本の首領(ドン)」シリーズ(77~78年)など数々の監督作に起用し、長い付き合いになるだけに、「ほんと頼むから(復帰して)!って感じですよ」と声に力が入った。
今作では、日本人の精神性が宿る殺陣や刀の魅力などを、殺陣師や評論家への取材を交えて紹介する。上映後のトークショーで、あらゆるジャンルを手掛けた中島監督が「この年になり、最後にやるのはチャンバラかなと思った」と告白し、観客に「チャンバラ映画を本気で作ったら、見てやると言う人は?」と質問。大半が挙手すると笑顔になり、「次はチャンバラ時代劇をやりたい」と意欲をみせた。
松方の殺陣については、「彼は左利き。お父さん(俳優の故近衛十四郎)が殺陣が上手すぎたから、それを意識していた」と明かしたが、「太秦ライムライトでの斬られ役・福本清三とのシーンは圧巻だった」と絶賛した。次回監督作に向けても、松方が病気を克服して現場に復帰することを期待。「ヨレヨレになってるイメージがないから大丈夫でしょう。今は祈るしかない」と語った。