女優・松井玲奈 快進撃のワケ…作品への姿勢評価、本人は驚き
2016年03月28日 08:00
芸能
松井自身は「(卒業後は)お芝居が何でも、1つでもできたらいいなという心持ちだったので。(出演作が相次ぐのは)思ってもなかったことでした」と驚きを隠さず。「ちゃんとできるかなという不安の中でやってはいたので、何とか無事に撮り終えて、作品が形になって世の中に出ていくというのは、すごくうれしいなと思っています」と喜んだ。
今作は、映画「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」などで知られる飯塚健監督(37)がオリジナル脚本と演出を担当。神奈川県厚木市にある風変わりなサービスを行うコインランドリーを舞台に、アルバイト・南雲凪(松井)とオーナー兼店長(滝藤賢一)が来店客とコメディータッチの物語を繰り広げる。演劇のような長回しの撮影が独特の雰囲気を醸し出す。
制作・毎日放送の丸山博雄プロデューサーは「飯塚さんのオリジナル脚本は、役者さんに解釈の力がないと、おもしろさが生きてこない、読解力が必要な脚本。松井さんは以前、バラエティー番組でご一緒させていただいた時から、番組の流れをつかむ力が非常に高い方だと思っていました。飯塚さんの脚本と松井さんのシーン(場面)をつかむ力の高さがフィットして、おもしろくなるんじゃないかと思いました」と企画意図と起用理由を説明。
昨年、松井の舞台を見た時、カーテンコールで役を解かない姿が印象的だった。「芝居がもの凄く好きなんだろうなと。役へのこだわり、ストイックさを感じました」と“女優・松井”の真髄の一端の振り返った。
「バラエティーでもドラマでも、とにかくすべての現場で120%、130%。番組や作品のために自分が役に立ちたいという思いが凄く強い方。松井さんが番組や作品の出来上がりのために身を削っているということは、スタッフは分かるじゃないですか。その姿勢がいろいろな人に刺さっているのかなと思います。それぞれの作品でキャスティングの理由はあると思いますが、松井さんの作品に取り組む姿勢は、みんな共通で感じているんじゃないかと思います」と快進撃の理由を分析した。