1月期 視聴率と満足度がかい離 「お義父さん…」に視聴者満足
2016年03月31日 14:30
芸能
2015年を振り返ると、1月期満足度トップだった「銭の戦争」(フジテレビ、満足度4・03)は視聴率では3位、4月期「天皇の料理番」(TBS、同・15)、7月期「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ、4・00)、10月期「下町ロケット」(TBS、4・23)はいずれも満足度・視聴率ともにトップと、これまでは視聴率と満足度がリンクするケースがほとんどだった。16年の傾向をここで判断するにはまだ早いが、多くのドラマが録画視聴へとシフトしたのか、リアルタイム視聴へはつながらなかった。
特にテレビドラマは、録画機器の向上や動画配信サービスの充実から、満足できる作品だからといって視聴率=リアルタイム視聴には反映しない時代となったといえる。「下町ロケット」を例に取れば「次回が待ち遠しい」という反響が少なからずあった。録画する前に見たい、という気持ちに視聴者を導くことができるかどうか。16年は各局ともそこが大きなポイントの1つになりそうだ。