谷原章介「出木杉くん」が反面教師 俳優に司会、“デキる男”の仕事術
2016年04月05日 09:00
芸能
![谷原章介「出木杉くん」が反面教師 俳優に司会、“デキる男”の仕事術](/entertainment/news/2016/04/05/jpeg/G20160405012344040_view.jpg)
公私でフル回転している。仕事ではドラマや映画、ナレーションなど多方面で活躍。TBS「王様のブランチ」で始めた司会業は10年目を迎えた。引き受ける前は俳優業と両立できるかと悩んだが、ドラマ共演したことがあった児玉清さん(2011年に77歳で死去)に「僕らの仕事は多くの人に見てもらうことが大切」と背中を押された。
昨年4月には、その児玉さんが初代司会者だったテレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」の3代目司会者に就任。俳優初の進行役に起用されたNHK・Eテレ「きょうの料理」は今春から4年目に突入する。多彩な番組の“顔”として親しまれている。
司会をする上で心掛けているのは「出る方に気持ちよく帰ってもらうことと、視聴者の方に不快感を与えないこと」。俳優が司会を任されたことも意識しているといい「穏やかな言葉遣いと番組進行を大切にしている」と語る。
一方でクイズの解答者に「奥さんとの仲はいいですか?」など、思い切った質問をぶつけることもある。「当たり障りのない司会をしていたらいいのかというと、それは違う」。“反面教師”にするのが「ドラえもん」に出てくる「出木杉くん」。容姿端麗で成績優秀、料理もできるという、自身のイメージとかぶるキャラクターだ。
「出木杉くんって面白みがないでしょ。僕もそう見られている可能性が強い。このルックス、このイメージの人間がどういうことを言ったら面白いのか。出木杉くんだけど、のび太やジャイアンの“顔”もあるというのが理想ですね」
子供を持つ父親ならではのユニークな例えの中に、生真面目な人柄がうかがえた。