竹内結子の茶々は「小悪魔的」一途さも あの名言「嫌いにならないで」
2016年04月09日 10:00
芸能
それぞれの女優なりの茶々像があるが、竹内は「三谷さんが書かれる茶々像でお芝居をやっていくと、真田丸なりの茶々で竹内結子になるのかなと思います」と自然体を強調する。
ここまで演じてきて感じる茶々の魅力は「次から次へといろんな人が好きになってくれるところ。いいなと思います」。主演の堺雅人(42)演じる真田信繁もその1人だ。一方で、その魅力は裏を返せば危ないとも解釈している。「一見火遊びのような、それか秀吉さんに対するゆがんだあてつけのような。でも、そこには他意がないんでしょって思うと悩んでしまうので。非常に小悪魔的というか」。
脚本を担当する三谷幸喜氏(54)は、役者の個性をイメージしてセリフを作る“あて書き”をすることで知られ、竹内も「台本を読んでいると(役者の)声が聞こえてくるみたいな感じがあって。ああ、そういうイメージあるかもねってぐいぐい読んでいける」と同意する。ただ自身が演じる茶々については「『私こんな小悪魔じゃないのに』ってちょっとニヤニヤしながら読んじゃう」という。
茶々は歴史上に残る悪女と評されることもあるが、そうとも言い切れないのではないかと解釈している。「浅井(茶々は戦国大名・浅井長政の娘)の血が最終的に残ればいいのかと、それだけじゃない気はしますね。かといって、すごく野心家だったとは思わなくて。必然的にそうなってしまった人というようなイメージです」「茶々さんが何かをやったというイメージですけど、彼女も何かに巻き込まれたのかなと思いますね」。
魔性の女は女性に敵を作りやすいキャラクターとも言えるかもしれない。そのことを指摘されると「私のことは嫌いでも茶々のことは嫌いにならないでください!」と前田敦子(24)がAKB48卒業時に放ったセリフを真似して笑いを誘いながら「敵を作りやすい女性と思われればそうかもしれないですけど。茶々なりの一途さも出てくると思うので、良かったら共感してもらいたいです」と呼び掛けた。