脳出血の後遺症と闘う落語家 林家かん平の四半世紀を映画化
2016年04月14日 09:40
芸能
「映画になるなんて、信じられません。一生懸命やっていれば、ちゃんと見てくれる人がいて、ご褒美をくれるんだなと思いますねえ。自分の体験談をじめじめしないで、笑いに変えてお伝えできればと思います」
初監督作品「寝ずの番」や師匠役を演じた「落語娘」など落語に造詣が深い津川は、脳卒中で倒れた父で俳優の故沢村国太郎さんを引き合いに出し「親父も15年くらい頑張った。普通は気力が衰えるものですが、しゃべりたいという欲があるからかん平さんも元気なんでしょう」と感心した。
映画は同居する92歳の母親への老老介護なども描き、高齢化社会を映し出す。海老名香葉子さん(82)や3月21日に66歳で死去した芸人仲間の四代目江戸家猫八さんも証言者として出演する。