佐藤健 熊本の被災者にエール「つらい状況にいる方の励みになれば」

2016年04月18日 19:56

芸能

佐藤健 熊本の被災者にエール「つらい状況にいる方の励みになれば」
映画「世界から猫が消えたなら」の完成披露試写会で舞台あいさつした、(左から)石井杏奈、濱田岳、宮崎あおい、佐藤健、原田美枝子、奥田瑛二。
 俳優の佐藤健(27)が18日、主演映画「世界から猫が消えたなら」(監督永井聡、5月14日公開)の都内で行われた完成披露試写会で舞台あいさつに立った。
 1日の延命と引き換えに大事なものをひとつずつ失っていく余命わずかな郵便局員の「僕」とその分身である「悪魔」の2役を演じた佐藤。「感動ポイントは人それぞれ違うと思う。僕たちを通して、皆さんたちの人生を思い描いてそれぞれのストーリーを思い浮かべてほしい」と誠実に訴えた。

 世界から消えてほしくないものを問われると「米」と即答。約2週間のアルゼンチン・ロケで痛感したそうで、「ご飯はおいしかったけれど、米が食べたすぎてやばかった。最後は米の画像検索をして見ていた」と苦笑いで明かした。

 ヒロインの宮崎あおい(30)は「すっぱいもの」だそうで、「梅干しや酢の物が好きすぎて、小さい頃からいっぱい食べていつもおなかが痛くなっていた。でも、ないと困る」と照れ笑い。すると佐藤が、「総じて、梅おにぎりということですね」とまとめ、笑いを誘った。

 また佐藤は、主演映画「るろうに剣心」シリーズのロケを熊本県で行ったことがあり、「自分にとって大切なものを見つけてほしい映画。皆さんに届けたいし、今、つらい状況にいる方の励みになればと思います」と地震の被災者にエールを送っていた。
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