森高千里歌って届ける 故郷・熊本への思い 地震後初ライブ
2016年04月24日 05:30
芸能
地元の両親や友人とは毎日、電話で連絡をとっていると話し「雨漏りしてないかとか、確認しています。でも励ましているような、励まされているような感覚」と、電話の向こうで明るく振る舞う様子を推し量った。余震も続く中で「両親は夜になると凄く怖いと言ってます」といい「車中泊や避難所で過ごす知り合いもたくさんいる」と、避難生活の厳しさを肌で感じている。
「たくさんの方が亡くなった。何もできないのが心苦しい」と無力さをかみしめつつ「やっぱり私は、歌を歌って思いを届けるのが仕事」ときっぱり。「友達からも、東京からパワーを送ってねと言われた。皆さん(観客)のパワーを借りて九州に送りたい!暗くなる必要はないです!」と絶叫し「渡良瀬橋」など19曲を歌いきった。
会場には、被災地への義援金を集める募金箱も設置された。「もちろん私も寄付したい」と笑顔を見せた森高。「一日も早く心の平穏を取り戻せるよう、心から願っています」と、被災地復興にエールを送った。