上田まりえアナ、フリー転身の勝算 “梨園のアナ”でブレークの予感
2016年04月26日 12:00
芸能
しかし、愛之助&紀香の結婚会見で司会する姿を見て、実はフリーアナとして仕事をしていく下地が整っていることに気づいた。
上田アナがフリー転身後の所属先に選んだのは大手芸能プロダクション「松竹芸能」。「よゐこ」や「ますだおかだ」らが所属しお笑いのイメージが強いが、歌舞伎を制作・興行する「松竹」の子会社だ。今回の大役も松竹グループの縁で彼女に回ってきたとみられ、松竹系列の芸能プロで唯一のフリーアナになった上田アナが歌舞伎俳優の会見やイベントの司会を務めるケースが増えてくるだろう。
今、フリーの女性アナ枠は飽和状態と言われ、テレビ番組のレギュラー獲得争いが激化している。そんな中、フリーアナを抱える芸能事務所が目をつけているのがイベントやトークショーの司会業。数時間の拘束で数十万円から時には100万円以上のギャラを見込める割のいい仕事だ。特に歌舞伎俳優の会見やイベントは年間を通してコンスタントに開かれる上、注目度も格式も高い。その司会が優先的に回ってくれば、安定した収入が保証される。
さらに、トークも達者な大物の歌舞伎俳優を相手に経験を積むことも可能。歌舞伎俳優たちと知り合い、人脈を築くチャンスにもなる。
芸能事務所関係者は「飾らない性格の上田アナは、歌舞伎俳優にも愛されるはず。突然の決断のように見えたけど、実はしっかりと考えた上でのフリー転身だったんじゃないかな」と話す。上田アナが“梨園のアナ”としてブレークする日が来るかもしれない。(記者コラム)