清水ミチコ2分半で強烈印象「真田丸」でほぼセリフなし仏頂面貫く
2016年05月04日 09:30
芸能
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清水は2日に更新したブログで、オファーを受けた経緯を説明。脚本を担当した三谷幸喜氏(54)が「真田丸」出演を依頼したところ、清水の返答は「セリフがないヒトだったらいいよ」。要望通り本当にセリフのない役として出来上がり、「すげーな、三谷さん。実はめっちゃ腹立ててるという仏頂面の姫の役。想定以上に不細工にできあがり、我ながらびっくりしました」と驚きをつづった。
屋敷陽太郎チーフ・プロデューサー(CP)は「無表情というのはそれはそれで難しい。それにその後のお母さんと再会するところ、『おっかあ!』って泣きつくじゃないですか。あれはすごい芝居場ですよ。感情を出して泣かなきゃいけない。『ただ座っていればいいと聞いていたのに、こんな芝居場があるなんて』って話は(清水から)あったみたいですけど」と振り返った。
三谷氏は役者の個性をイメージしてセリフを作る“あて書き”をすることで知られるが、「(あて書きは)普通はセリフなんですけど、(今回のケースは)あの人にああいう表情をさせてみたいっていうあて書きなんじゃないですかね」と屋敷CPは分析。さらに「旭姫というと子ども心に『おんな太閤記』の泉ピン子さんが刷り込まれているんですけど、1シーンの印象ではそれに匹敵する、強烈なインパクトがあったんじゃないかと。ピン子さんに勝るとも劣らないですね」と、鮮烈な登場シーンだったのではないかと自信を抱いている。
残念ながら出演は今回の第17回限りだが、わずかな時間で強烈な爪あとを残した清水。主要な役だけでなく、周辺のキャラクターにも役割を持たせる三谷氏らしさを示す好例だった。