「A―Studio」森川葵は“癒し系アシ”演技と素顔のギャップ魅力
2016年05月06日 10:00
芸能
3月いっぱいで番組を卒業した早見あかり(21)の後を受け、森川は4月1日放送分から鶴瓶をサポート。初の収録ではいきなりゲストの名前を噛んでしまうなど、初々しさ全開でスタジオを和ませた。酒井祐輔プロデューサーは「鶴瓶さんが話を振ってくれた時に自分の考えが話せていた。初回としては上々の滑り出し」と高評価を与えていたが、本人は「ずっと緊張しっぱなし。1回目なので何をしたらいいか分からなかった」と振り返る。
2回目の出演となった同8日の放送は、今年1月クールのフジテレビ「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」で共演した俳優の坂口健太郎(24)がゲスト。つい最近まで一緒に演技をしていた坂口と、ドラマの撮影秘話や打ち上げでのエピソードなど、にこやかにトークを繰り広げた。途中、「緊張してる?」と坂口から話を振られ、森川が笑顔で「うん!」と答えて笑い合う場面も。インターネット上には「微笑ましい」「リラックスした感じがかわいい」「雰囲気がふわっとしていて“いつ恋”の時とは違う」など、森川の素顔に癒されるという声が相次いだ。
“いつ恋”では心に深い傷を受けた、扱いの難しい女の子を好演。だが「A―Studio」で見せるおっとりとした素顔は、役のイメージを一変させる。森川の魅力について、酒井氏は「彼女は始末の悪い女の子、ちょっと面倒くさい女の子を演じさせると抜群なんです。ところが、実際は彼女はすごく柔らかく、ほんわかしている。そのギャップが魅力の一つです」と力説する。
北川景子(29)や水原希子(25)らを輩出したファッション誌「Seventeen」のオーディション「ミスセブンティーン2010」でグランプリに輝き、同誌の専属モデルとしてデビュー。2012年に映画「Love ToRAIN―ラヴトレイン―」で主演を務め、女優としての第一歩を踏み出すと、14年にドラマ「ごめんね青春!」(TBS)15年に「表参道高校合唱部!」(同)と話題作に立て続けに出演。今年1月からは“いつ恋”で“月9”デビューも果たした。
破竹の勢いが目に留まり、酒井氏は森川を抜擢。「次のアシスタントにどうかなと思って、森川さんのことを知る関係者にそのことを話すと、皆さん口を揃えて『大丈夫ですか!?』『変わった子ですよ』と言うんですね。逆に興味が沸きました。実際に会うと、まあ、とても変わった方でした」と笑う。
森川は初回収録直後、アシスタントのポジションについて「人生の先輩の話を聞ける良い場所」と語っていた。すると、4月22日の放送は5代目アシスタントを務めた波瑠がゲスト。今年、NHK連続テレビ小説「あさが来た」でヒロイン役を熱演し、国民的女優への道を歩み始めた“先輩”との共演が早くも実現した。
この日のラストで鶴瓶が「この番組には凄いスターが来る。僕が一番うれしいのはここで育った人間がスターとして帰ってきてくれること」と“凱旋”を果たした波瑠に感動的な言葉を贈った。森川も同様に「A―Studio」を経て飛躍していくことが期待される。アシスタントとして、女優として、どんな成長を遂げていくのか――。森川の今後に目が離せない。