中谷美紀、大野智に共感 ラブコメ 視聴者が支持する理由
2016年05月07日 15:33
芸能
この傾向は昨年からラブストーリー回帰に舵を取り始めた恋愛ドラマの代名詞“月9”作品を見ていくとよくわかる。昨年から今期まで月9枠で放送したラブストーリーの平均満足度をみると、昨年1月期「デート~恋とはどんなものかしら~」(ラブコメ)が3・87、7月期「恋仲」(青春系)が3・65、10月期「5→9~私に恋したお坊さん~」(ラブコメ)が3・77、16年1月期「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」(青春系)が3・69、今期「ラヴソング」(ヒューマン系)が3・40(第3話まで)と、月9で放送されたラブコメは全て高満足度の基準3・7を上回っている。
月9以外でも、昨年10月期に放送された天海祐希・沢村一樹の一風変わった夫婦の姿を描いたラブコメディ「偽装の夫婦」が3・79、前期の主演・深田恭子が癒されたラブコメ「ダメな私に恋してください」も3・89と、最近では少なくなったといわれているラブストーリーで、しかもコメディーとなると高満足度率はぐっと高くなる傾向にある。
視聴者にとって恋愛ドラマは、現実離れした夢を見ながら、ゲラゲラ笑いつつ楽しみたいもの。最近テレビ離れともいわれている中でも若者層が好むテーマは、笑いながら二人の恋の行方を楽しめるラブコメディだ。あとは若年層だけでなく、ドラマとともに青春時代を過ごした40、50代の視聴者も共感できるものが作れるかどうかがカギ。ラブコメ人気の波に乗ってドラマ不遇の時代を突破できるか期待がかかる。