志田未来 舞台で新境地 子供の「習い事」から大人の「仕事」に
2016年05月08日 10:41
芸能
小学生のときに出演した05年のドラマ「女王の教室」で注目を集めた。翌年の主演ドラマ「14歳の母」では中学生で妊娠する主人公・未希を熱演し、大ヒットとなった。
はた目には順調なキャリアに見えるが、幼い頃からこの世界にいるからこその悩みもあった。「この世界に憧れもなかったし、こんな作品に出たいという強い思いもなかった。仕事は習い事の延長でした」。そんな感覚が長い間つきまとった。だから、年齢を重ねるにつれて増える同世代の女優たちの、夢や希望やむき出しの欲などがまぶしく思えた。
そんな思いも、舞台を経験してから薄まっている。今年は君塚良一監督の「グッドモーニングショー」など3本の出演映画が公開予定だ。「女優として、できることは何でも挑戦していきたい」。“習い事”だった演技を、今では「私の仕事」と胸を張って言える。
◆志田 未来(しだ・みらい)1993年(平5)5月10日、神奈川県生まれの22歳。99年に母親の勧めで児童劇団に入団。2000年、「永遠の1/2」でドラマ初出演。06年に初主演したドラマ「14歳の母」では橋田賞新人賞を最年少記録となる13歳で受賞する。今年は「青空エール」「泣き虫ピエロの結婚式」「グッドモーニングショー」の3本の出演映画が公開を控える。