AKB総選挙 今年の見どころは…難攻不落「神3」崩しなるか?
2016年05月11日 12:50
芸能
本来は09年の第1回、10年の第2回で顔ぶれが同じ上位7人を指す。前田敦子、大島優子、篠田麻里子、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美の7人が当時、人気もメディア露出も抜きんでていたからだった。11年の第3回に柏木由紀が3位に躍進し“神崩し”が話題になった。
一方で、05年12月8日のAKB劇場公演初日を観覧した7人の一般客が「先見の明を持っていた」として敬意をもって「神7」と称されている。こちらの神7には、別のアイドルへ鞍替えした人もいれば、10年以上経つ今なおAKBグループを応援し続けている人も。
ただ「神7」と呼ばれた7人はメンバーにしろファンにしろ“卒業生”がほとんど。ファンの間では「オリジナルの7人が神7」という声は根強い。だからこそ、7位以内に入ったから「神7」と括ってしまうとどうしても違和感を感じざるをえない。
あえて今年の立候補者にあてはめるなら「神3(スリー)」。昨年1位指原莉乃、同2位柏木、同3位渡辺だ。14年から2年連続でトップ3の顔ぶれは変わっていない。遡ると、「私のことは嫌いでも…」(前田敦子)スピーチが全国的な注目を集めた11年の第3回以降、3人を超えたメンバーは今回の立候補者にいない。他のメンバーにとっては難攻不落の高い壁として立ちはだかっている。
彼女たちの牙城を誰か崩すことができるかが今回の見どころの一つ。松井珠理奈、山本彩、宮脇咲良の下馬評が高く、“神崩し”が起きるのか注目される。(記者コラム)