俳優の生田斗真(31)が11日、都内で行われた主演映画「秘密 THE TOP SECRET」(監督大友啓史、8月6日公開)の完成報告会見に、岡田将生(26)、松坂桃李(27)らと出席した。
コミック誌「メロディ」(白泉社)に連載された清水玲子さんの同名漫画が原作。科学警察研究所法医第九研究室(通称・第九)が舞台に、過去の記憶を映像化できる「MRIスキャナー」を使って未解決事件を捜査していく物語。同作では、登場人物の脳内を映像化できる技術を再現するため、キャスト陣は自らの頭にカメラを装着、主観カメラの撮影に挑戦している。初体験の主観カメラについて生田は「おでこの辺りにカメラを付けているので、自分が呼吸するとカメラも一緒に揺れていくんです。その映像が凄くリアルだなと思った。セットを全部閉めきって、役者だけの状態で撮影をしたりもしたので、かなり熱い思い出ですね」としみじみ。岡田は「カメラマンとして少しずつ成長していきましたね。なんかうまくなってきているなって気持ちと、スタッフさんにも“岡田くんうまいね”ってほめられて、それが嬉しかった」と満足そうに笑った。
大友啓史監督(50)は「芝居をしてもらいながらそれぞの役、俳優の呼吸、鼓動が伝わるにはどうしたらいいかと考えて作った。記憶は美化しますからね。演出しているので、それも物語もポイントになっていく。単純に事実が映るわけではない」と自信を見せた。
そんな撮影を経ての完成だけに、エンドロールに“脳内映像撮影”のスタッフとしても生田ら俳優陣の名前が記載されている。これには生田も「こういう形でカメラマンデビューするとは思わなかった。スタッフクレジットに名前を載せてもらうことはなかなかなかったりするので、凄く嬉しかったですね」とご満悦。松坂も「すごいびっくりしました、流れた時に」とテンションを上げた。