松下奈緒 大胆イメチェン!初ショート、低い声、裸踊りにコマネチ
2016年05月17日 10:28
芸能
ショートカットがよく似合う美形にりりしいたたずまい。「上品なお嬢さま」や「完璧な奥さま」のイメージもうなずける。かといって気取ったりするところはまるでない。
故郷の兵庫県川西市の話題になった時。大阪出身で川西市にも遊びに行った記者が「イノシシとか出ますよね?」と冗談半分で聞くと「確かに人より動物に出合うことの方が多かったんですよ」といたずらっぽい笑顔。3歳からピアノを習い、東京音楽大学に進学するまで過ごした関西での少女時代を「野山を駆け回る方が多かったですし、自然の中で大きくなった。健やかに育った気がします」と振り返る。
女優を目指すきっかけを聞いた時も驚かされた。木村拓哉(43)と山口智子(51)が共演し、最終回の視聴率が36%を超えるなど社会現象になったフジテレビドラマ「ロングバケーション」(96年)に憧れたというのだが、「(主人公カップルの)瀬名さんと南ちゃんが本当にいると思っていて、南ちゃんになりたかったんです」と語る。落ち着いた物腰の奥に、キュートな一面を秘めている女性だ。
この魅力を引きだそうとしているのが「早子先生…」。34歳で独身の小学校教師・早子先生役を演じる。サバサバとした性格の三枚目キャラで、髪の毛を切ったのもこの役作りのため。そして毎回、裸踊りやコマネチ、変顔などの“体当たり演技”を披露している。
10年のNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で夫を献身的に支える妻役を演じて以来、“理想の妻”のイメージが定着。以降は「奥さん役や、何でも完璧にこなせるような役」が続いた。それが今回は等身大の役柄。出演依頼が来た時は「今まで演じたことがない役」と驚いた。
「どうすればいいのか一番悩んだ役」でもあった。「結婚もしてなくて、子供もいない。ありのままの自分でいいんですが“ヨーイ、スタート”と言われるとどうしても構えてしまう。スイッチを入れずにカメラの前に立つというのが凄くチャレンジングでした」