女優の浜木綿子(80)が23日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜正午)に出演。俳優で息子の香川照之(50)が歌舞伎界に進出した5年前を振り返り「怒りもあったが、今は勇気や決断をほめてあげたい」と困難な道に進んだ香川の選択に理解を示した。
俳優として順調に実績を積んできた香川が歌舞伎の門をたたいたのは2011年。浜は「初めは驚いた。心がわめいたというか…」と当時の複雑な心境を吐露した。香川が若いころ、浜の別れた夫で自分の父である市川猿翁(76)の元を訪ねた際、「(香川を)子供とは思わない。親とも思うな」と言われたエピソードが徹子から披露されたが、それでも、香川が歌舞伎への道を選んだことについて浜は「自分の父親をもう一度舞台に上げたかったというのもあるでしょう」と息子の思いを代弁。自身も当初は「驚いたし、怒りもあった」と振り返ったが、それでも「今はその気持ちは薄れて、勇気や決断をほめてあげたい。山が高ければ高いほど挑戦したがる子だから」と母の顔で笑った。
元夫の猿翁とは、歌舞伎デビューをきっかけに46年ぶりに再会。「照之を立派に育ててくれてありがとう。大変でしたね」とねぎらわれ「大変でした」と返したことや、浜の誕生石であるオパールのネックレスをプレゼントされたことなど、猿翁とのやりとりなどをうれしそうに明かしていた。